理事長のひとこと 2019年12月②
2019年12月28日

スウェーデン海外研修から

白峰福祉会は、毎年、職員の希望を募り、海外研修を行っています。そして、12月のクリスマスムードの中、スウエーデンへ派遣した職員が返ってきました。

その職員は、海外旅行は、はじめての体験なので、「英語を勉強しなければ・・・」などと、ずいぶんと緊張して出発したようですが、成田空港に戻ってきた報告の電話の声は弾んでいました。「行ってよかったです。スウェーデンは福祉先進国なのですが、現在に至るまでの歴史があって、今も課題があるのがわかりました。」という報告を聞いて、大切なことを学んできてくれたことに嬉しくなりました。

過去の積み重ねがあって現在があり、課題を解決したい未来があるのは、どこでも同じなのです。スウェーデンは社会民主主義がつよく、新自由主義の傾向が強い日本よりもかなり福祉制度が充実しています。高い税金も国民が納得し、税金の使われ方を見守っています。したがって選挙の投票率も高く国民の政治への関心の高さが表れています。福祉と労働政策の成果もあり出生率も高く経済も好調です。しかし、過去には貧困のため海外に国民が流出する時代もあったということです。

私の中にも「日本もスウェーデンにようになると良いのに・・・」と言う気持ちはあるのですが、現在の課題をできることから解決していくことの積み重ねは、どこでも、いつでも必要なことなのでしょう。羨ましいと思うだけで何もしなければ、何も変わらないのですから。

社会福祉法人白峰福祉会
理事長 森 公男