理事長のひとこと 2018年4月
2018年4月26日

白峰福祉会のおもしろいところ ~本を貸します~

ある職員との面談で、「本を紹介してくれて、貸してくれる仕組みがあるとうれしいです。」と注文をいただきました。「考えておくね」と答えながらも、いろいろなことを考えていました。「どうせ借りる職員なんていないんじゃないの?」とか、「返さないで本は行方不明になっちゃうことが多いんじゃないの?」などなど。過去にいろいろな人に本を貸したことはあるのですが、返ってくる確率は50%くらい。どうも私のまわりにはいい加減な連中が多いようなのです。というようにまわり人のせいにして二の足を踏んでいるのも情けない、心が狭い!そもそも自分の蔵書をお墓の中に持って行っても仕方ないので、「より多くの未来に渡した方が価値があるというものだ」と覚悟を決めしました。

そこで法人の職員を対象に希望者に本を貸すことにしました。当然無料です。なかなか返さない場合は催促はするが、誰にどの本を貸したかも忘れているところがあり、きちんと管理しているわけではありません。というより、わざとルーズにしている。その方がピリピリしなくてよいと思っています。

これまでに出回っている本は、「君たちはどう生きるのか」(一番人気です)、「本当の気持ちと出会うとき」、「残念ないきもの辞典」、「サピエンス全史」、「解離性障害の病理」、「かがみの弧城」などなどです。本には私が気に入った個所に付箋がはってあり、文章にラインが引いてあります。コメントを書いておくこともあります。本を借りた人の中には、「本を通して会話をしているような気持ちを味わい面白かった」と言ってくれる人もいました。そして、なんと私に本を貸してくれる人も現れるようになりました。私の方から「貸してほしい」とお願いしたのではなく、私に読ませたかったようですが、自分では決して読もうとはしないジャンルの本だったので新鮮でしたし、嬉しかったです。

DVDでも貸し出ししようかな?

社会福祉法人白峰福祉会
理事長 森 公男