理事長のひとこと 2017年4月
2017年4月29日

人は「幸せになりたい」と願って暮らしています。

人は「幸せになってほしい」という願いを受けて生まれてきました。

今月の「幸せのレシピ」をご紹介します。

レシピ1

ご本人にできない事があっても、まわりが変わると幸せに近付けます。

私が通っていた保育園にY先生という保育士さんがいました。私の母親も同じ保育園で保育士をしていた関係で保育園を卒園した後も、おつきあいが続いていました。私が小学校2年生の夏だったと思いますが、母親とY先生と3人で旅行に行ったことがあります。Y先生は、旅行のあいだ、私とたくさんおしゃべりをしてくれました。私はどちらかというと無口な子供だったのですが、Y先生とのおしゃべりは楽しくて仕方ありませんでした。子ども心に
「Y先生と一緒にいると、なぜおしゃべりが楽しいのだろう?」
と不思議に思ったことを覚えています。今でも記憶に残っているのですから、かなり印象深かったのでしょう。

月日は流れて、私は知的障がいのある方たちの支援に携わるようになってから、その理由がわかるようになりました。

Y先生は、自分が話したい時にではなく、私が話したいときに話しかけてくれていたのでした。
そして、Y先生が話したいことではなく、私が話したいことを選んで話しかけてくれていたのです。

白峰福祉会の事業所に学生さんたちが毎年実習に来てくれています。その中のほとんどの実習生が知的障がいのあるご利用者とコミュニケーションをとることを実習目標としています。そのような実習目標を持つ学生さんには、Y先生から教わった幸せのレシピをご紹介することにしています。

社会福祉法人白峰福祉会
理事長 森 公男